バレエ教室の選び方がわからなくて…。
バレエ教室を選ぶ際のポイントは、費用・教室の規模や雰囲気・通いやすさ・生徒のレベルや先生との相性などを踏まえて、総合的に判断することをお勧めします。
自宅から通えるバレエ教室を調べていると、ホームページがあったりなかったり、あってもわかりづらかったりしますよね。
私が子供のバレエ教室を選んだ時の体験談をもとにお伝えいたします。
楽しくバレエを学べる教室はどこなのか、様々な視点からチェックリストも作りましたのでご活用いただけると嬉しいです。
ちょっとお姉さん気分になれる、レースとフリルのバランスが大人可愛いデザインのレオタードです。
バレエ教室の選び方!項目
バレエ教室を選ぶ時のポイントは、費用面だけでなく、教室の雰囲気・先生との相性・コンクール参加の有無など総合的に判断することをおすすめします。
子供には楽しくバレエ教室に通ってもらいたいですよね。
私が見学に行った時に意識した8項目についてご説明いたします。
費用
バレエ教室の費用には、月謝(管理費など含む)と発表会費用の2つに大別されます。
毎月のレッスン費用と、発表会がある場合の頻度と費用についてチェックしておきましょう。
月謝
バレエ教室のお月謝はいくらなのか、管理費用も含めてチェックしてください。
1年に数回回収される管理費用についての相場は約2,000円ですが、気になる場合は聞いておくと良いですよ。
また、クラスが進級するにつれ月謝も上がるので、将来どのくらいの月謝が必要なのかも把握しておくと見通しが立てやすいです。
発表会
発表会を主催するバレエ教室の場合、頻度と費用の確認をしておくことをお勧めします。
1年に1回の教室もあれば、2年に1回の教室もあり、発表会にかける費用も教室ごとに大きく異なります。
子供にどの程度の経験をさせてあげたいのか判断がつきやすいので、聞きにくいかもしれませんがお尋ねしてみると教室選びの目安になります。
発表会への参加可否があるのかについて、この後説明いたします。(吹き出し)
通いやすさ
「長く続けたい」「続けてほしい」という気持ちに大切なのが自宅からの通いやすさです。
小さな頃は送迎がしやすいか、大きくなってから自分で通えるか、をチェックしましょう。
発表会前は、スタジオでの衣装合わせ・リハーサルなどが行われ、通常のレッスンに加えて送迎の回数が増えます。
送迎だけでなく、子供のフォローや発表会のサポート役としての疲れも出てきますので、特に小さい頃は親の送迎のしやすさが続けていけるかのひとつの目安になります。
スタジオへのアクセスのしやすさ、渋滞状況などを考えてみてくださいね。
スタジオの広さ
スタジオの広さは、生徒数が多い場合、広い方がレッスンのしやすい環境です。
中学生以上になると体も大きくなり、身体を大きく動かす動作も増えてくるので、のびのびとレッスンできる広さが必要です。
とはいえ、小さなバレエ教室でも最低限の広さは確保してあるので、そこまで気にすることもありません。
大きい教室の場合は、スタジオ面積が広いことが多くあります。
教室の雰囲気
レッスン中だけでなく、レッスン前後の生徒同士のやりとりや、保護者同士のやりとりを見て、教室の雰囲気を掴むことが大事です。
子供同士のやりとりや雰囲気ももちろん重要ですが、保護者同士の相性も重要です。
発表会に参加する場合、保護者の中からサポート役を募る教室が多くあります。
保護者同士うまくやっていけるかの判断もこの時に掴んでおくと良いでしょう。
どんな子供と保護者が通っているか雰囲気を掴むことで、長く続けられるかの判断材料になりますよ。
生徒のレベル
生徒の踊りを見ると、子供にどのくらいのレベルまで身につけさせられるかの参考になります。
「手足の動き」「表現力」「生徒の真剣度」に着目すると、先生の指導のレベルも見えてきます。
子供に習い事の範囲で習わせる場合はそこまで気にしなくてもよいでしょう。
ハイレベルなバレエの素養を身につけさせたい場合は、コンクールに力を入れている教室を選んだ方がよいですよ。
幼児クラスの場合は技術の習得よりもリトミック要素の方が高いので、先生の言うことをちゃんと聞けているかに着目しましょう。
発表会への参加の可否
発表会を主催するバレエ教室の場合、発表会への参加は任意であるのかの確認をしてみると、費用にかかわる部分で安心できるでしょう。
先生としては、大切に育てている生徒に発表の場を持たせてあげたいと思う気持ちが強くあります。
バレエを習う本人が発表会に出たくないと言えば、先生と相談のもと参加しない選択肢もあるかもしれません。
ただ、どの教室も所属していれば発表会への参加をもとめられるとことが多くあります。
費用面で気になる場合は、発表会への参加可否を選べるのか、お尋ねしてくださいね。
コンクール参加の有無
バレエ教室がコンクールの参加に力を入れているかどうかで、教室のレベルを把握できます。
先生の指導レベルも高く、バレエの技術を持つバレリーナを育てることを目標としているからです。
「出場しているコンクール」「教室からのコンクール受賞歴」をお尋ねしてみると良いですよ。
先生の熱心さや相性
レッスン中の先生との相性、レッスン前後の先生のフォローなど、子供と先生・保護者と先生の相性も長く続けていく上で大切です。
生徒数が少ないからしっかりみてくれるかと思えば、さらっと注意しただけだったりといったことも。
特に未就学のクラスでは、先生に子育て経験があるかないかでも接し方の質が変わってきます。
3歳ごろから通い始めてしっかり学ばせたいという考えの場合は、先生から子供への働きかけの質に着目してください。
先生の熱心さはレッスンから伝わってくるものなので、いくつか見学に行かれると違いがわかりますよ。
バレエ教室に通う目的は?
習い事の範囲
チャンスがあればプロへの道も
バレエ教室の見学体験談【我が家の場合】
バレエ教室を選ぶ時は、最寄りの教室・ホームページを見て気になる教室の体験レッスンを受けて、肌で感じて決めることをおすすめします。
私が子供にバレエを習わせたいと思った時、3つのバレエ教室が候補に上がり、2つのバレエ教室に見学に行きました。
1つの教室はあまりにも遠かったため、断念。
なぜ断念したのかや、バレエ教室の本命度、2つのバレエ教室を見学しての感想やチェックしたところをまとめましたので参考にしてください。
・小学校1年生(7歳)
・年少(4歳)
Aバレエ教室(本命)
本命のバレエ教室はメソッドが好きで一番通わせたかったバレエ教室でしたが、自宅から1時間強のところにあるため、見学せずに断念しました。
A教室の取り入れているメソッドが私好みだったため、ここに通わせたい!というおもいがつよくありました。
ですが、長く続けるには、「私の体力・運転技術・子供のやる気」が必要だと感じ、どんなに習わせたいメソッドでも親のエゴではないのかとも思い見学の段階で見送ることに。
将来プロのバレエダンサーを目指すのであれば、遠くても頑張って通わないといけませんが、バレエを習わせる目的を考えた時にズレを感じたのです。
子供にバレエを習わせる目的は、子供が自身の身体について理解し、美しい姿勢を身につけ、厳しいレッスンに耐える忍耐力をつけること。
長く続けられる教室という条件には当てはまりませんでした。
Bバレエ教室
Bバレエ教室は町の大きめのバレエ教室でコンクールにも力を入れているところに興味を持ち、最初に見学に行きました。
バレエを習わせる目的としてコンクール出場は必須条件ではないのですが、どうせ習うなら出場経験・受賞経験多数の教室で上手になってほしいという思いがありました。
全くの初心者である小学校1年生と年少の私の子供が体験レッスンをしたのは未就学児クラス。
先生は20代後半の若い先生で、生徒は女の子6名。
保護者の様子はギスギスした感じもなく、会話もあり、仲の良さを感じとりました。
一番気になったのは、「先生の熱意」です。
技術の習得よりも音を聞いて楽しくレッスンをするところに比重が置かれる幼児クラスですが、それにしても先生の指導から熱心さが伝わってこなかったのです。
幼児への接し方について、20代の若い先生の接し方だなあと保護者目線で感じました。
もちろん、バレエ教室自体のレベルは高く、その先生も上級生の指導をしていると思いますが、これで月謝8,000円代後半か…と思ったのも事実。
大きめのバレエ教室の影響力(先生の知名度やコンクール出場など)を今後受けたいとなれば、幼少期から通う方が良いのですが、ここでも目的に合わないと判断。
体験レッスンだけ受けて見送ることにしました。
Cバレエ教室
Cバレエ教室は2~3年前ほど前に新しくできた、町の小さめのバレエ教室で、2回目に見学に行きました。
数年前に新しくできたバレエ教室で、コンクールへの出場もこれからのため、全くの未知数で体験レッスンに行きました。
私の子供2人が受けたレッスンは幼児クラスです。
先生は40代で小さなお子さんがいらっしゃるそうで、子供への接し方の慣れを感じました。
そして、1番の決め手は「先生の熱心な指導と機敏さ」です。
幼児クラスは技術の習得よりも音を聞いて楽しくバレエをすることに比重が置かれるとご説明しましたが、「楽しく」に加えて「柔軟性」「基礎」にも触れた内容だったのです。
難しい義術の習得は大事な基礎ができてからのこと。
「楽しく」が前提ですが、技術習得に向けての「柔軟性」「基礎」の部分を幼少期から体に叩き込むことが大切です。
私の子供を含め生徒数11人と多いのに、「生徒一人一人をよく見て、手を抜かずにテキパキと指導される先生の姿」に一番心を動かされ入会を決めました。
プロのバレエダンサーになるよりも、自身の体を理解し美し姿勢を身につけるという目的にも合っています。
その場で入会を決め、諸々の手続きなどの話を聞き帰宅、お世話になるバレエ教室が決定しました。
関連記事>>バレエの費用について
バレエ教室見学のチェックリスト
バレエ教室の体験レッスンでチェックするポイントをまとめましたので、ご活用ください。
【費用】
□月謝
□管理費
□発表会費用
【通いやすさ】
□移動時間
□行きやすさ(車の場合)
□渋滞状況(車の場合)
□乗り換えのしやすさ(電車の場合)
□小さい頃の送迎の負担
□自分で通えるか
【スタジオの広さ】
□広さに対しての生徒数
【教室の雰囲気】
□生徒同士のやりとり(会話内容)
□保護者同士のやりとり(あいさつや雑談内容)
【生徒のレベル】
□「手足の動き」
□「表現力」
□「真剣度」
□「先生の話を聞けているか」
【発表会の参加可否】
□発表会の頻度
□発表会への参加は任意かどうか
【コンクール参加の有無】
□どのコンクールへ出場するか
□コンクールの受賞歴
【先生の熱心さや相性】
□先生の生徒への働きかけ
□教え方が熱心かどうか
□生徒の性格やレベルに合わせての指導があるか
□生徒によって指導に差がないか
バレエ教室の選び方は?決めるポイント8項目で解説!のまとめ
バレエ教室の選び方についてチェックするポイント8項目をお伝えしました。
私の体験談をもとに、いくつか気になるバレエ教室を実際に体験し、肌で感じることが大切です。
バレエを習う目的とチェックリストを見比べて、納得のいくバレエ教室探しをしてくださいね。
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憧れのバレリーナになった気分でレッスンのモチベーションが上げましょう。
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